8/05/2018

A 17 years old female student who was exposed to the burns of the back head and forearm by the Nagasaki atomic bomb was escorted to the Omura Naval Hospital.

長崎原子爆弾の炸裂によって被爆した17歳の女子学生が、長崎市かせ北東約20kmの大村海軍病院に護送された。炸裂した当日の8月9日に8病舎に収容された。後頭部に小鳩卵大の裂創があり、創面は挫滅して、中等度に出血していた。顔面は発赤して腫脹して、疼痛を伴った。左前腕手背は水疱を形成して、各所がびらんしていた。意識は明瞭で、一般状態は特記はなかった。8月25日になって、顔面熱傷は軽快して、左上腕は外側全面にびらがあり、手背は瘢痕化して、手指の可動が少し制限された。後頭部は化膿はなかったが、母指頭大の肉芽となり、頭髪が軽度に脱毛した。体温は8月15日まで39度程度まで上昇した。9月17日に37.9度、9月19日に36.8度に降りた。原爆症により、8月28日に白血球数は1,800に低下して、赤血球は3,880,000、血色素53%、色素係数は0.69も減少した。一般状態が落ち着き10月1日に退所となった。